恐喝された場合、どのように対応すればよいか私は妻に隠れて浮気をしていました。すると先日、探偵業者を名乗る者が突然現れて、私が浮気相手とホテルに入っていく姿を撮影した写真を見せたうえで、「奥様から浮気調査を依頼されて撮影した写真です。三〇〇万円支払っていただけるなら、このことは報告しませんが、どうしますか」と言ってきました。私は、妻と子どもとの生活を失いたくはありません。どうすればよいでしょうか
囗恐喝ご質問のような行為は、恐喝刑法二四九条に該当します。あなたが奥様との生活を失いたくない気持はわかりますが、そもそも、奥様から本当に探偵業者に調査の依頼があったのかさえわかりません。また、三〇〇万円を支払ったからといって、これ以上の要求がないとも限りません。また、そのような探偵業者であれば、仮に奥様が本当に調査を依頼していた場合、非常に高額な調査料を支払わされている可能性があります。そうだとすると、探偵業者は、奥様との関係では明らかな背任行為刑法二四七条を行っているのです。口毅然とした対応あなたが現在受けている恐喝を止めさせ、また、奥様との契約の有無・内容を明らかにするためにも、そのような業者からの恐喝には毅然とした態度で臨み、しつこいようであれば、管察に被害申告することをおすすめします。探偵業者に対して、不法行為民法七•九条に基づく損害賠償請求を行うことも可能です。弱みに付け入れられそうになった場合は、毅然とした対応を行うことが、よい結果を導くためにも損害を小さくするためにも大切なことだと思われます。