全国対応、証拠収集から慰謝料相談まで24時間無料相談受付中

ホーム

浮気調査知識

子どもの親権は渡さない【家族構成】夫:会社員 45歳妻:パート 41歳長男:小学5年生 11歳次男:小学2年生 7歳長女:幼稚園 4歳【キーワード】浮気、浮気相手に子どもができた、離婚を切り出された、慰謝料、親権

子どもの親権は渡さない【家族構成】夫:会社員 45歳妻:パート 41歳長男:小学5年生 11歳次男:小学2年生 7歳長女:幼稚園 4歳【キーワード】浮気、浮気相手に子どもができた、離婚を切り出された、慰謝料、親権

由香さんはまだ気持ちの整理ができていないようです。最近になって外泊が多くなり、家に帰らない日が増えた夫の様子をあやしみ、「もしかしたら浮気?」と疑うようになっていました。夫の誕生日の日。高級ブランドのシャツをもらってきたことに気づいた由香さんは、冗談交じりに夫に話しかけました。「もしかして彼女から?」間髪をいれず、「そうだょ。なんか文句あっか」動転する気持ちを落ち着かせながら、由香さんはさらに続けました。「浮気ってこと? いつからなの?」「浮気っていうか、この間子どもも生まれてな。おまえとは別れようと思ってる。子どもはおまえにやる。もう家には帰らないから」浮気どころか、子どもまでつくって、さらに別れたい――。話があまりに急展開していることにただ驚き、とまどい、その場で泣きくずれてしまったという由香さん。それからというものの、浮気をされた自分の情けなさを思うとともに、いったい自分はどうしたらいいのか、離婚すべきなのか、もし離婚したとしても3人の子どもたちを自分一人で育てていけるのか……。そんなことを一日中考えているうちに夜は寝つけなくなり、睡眠不足が続いたため、精神科に通って睡眠薬をもらって服用しているのだといいます。夫とはあるパーティーで知り合い、2年間付き合って結婚したそうです。夫はどちらかというと三枚目タイプだそうですが、ことあるごとに電話やメールを欠かさず、記念日ごとにプレゼントを贈ってくれるマメな性格。過去に付き合った彼女の数や、同時に付き合っていた女性の数を自慢するところに、初めは嫌悪感さえ抱いていましたが、デートを重ねるうちに、かげのある人に思えてきたそうです。天然系でふわっとしたイメージの由香さん。大学時代にはミスコンで入賞したほどの容貌をもち、まわりがほうっておかないタイプだったそうですが、そんな由香さんも「しつこくて強い押し」で陥落してしまった、と今では悔やんでも悔やみきれない様子。結婚後は、多少のけんかこそあったものの、3人の子どもに恵まれ、毎年家族旅行も欠かさず続けてきました。ただ、思い当たるのは、結婚直後から仕事を理由にした外泊が多かったこと。「今にして思えば、浮気グセは直っていなかったのかもしれませんね。信じきっていた私がバカだったんです」現在、離婚の具体的な条件、たとえば慰謝料はどのくらいの額を請求できるものなのか、財産分与はどうすべきなのか、子どものことは……と考えている毎日だといいます。少しずつ心が落ち着き始めた由香さんをさらに谷底に突き落とすような夫からの言葉がつい数日前にあったそうです。「もうただ唖然とするだけだったのですが、子どもの親権は自分がもつ、と言い出したのです。浮気をしてよそで子どもまでつくって、前はいらないといったくせにどの口がそんなことをいっているのかと」そのことを問いただすと、「そんなことはいってない」「おまえのような優柔不断なタイプでは子どもがかわいそうだ、俺が責任をもって育てる」「責任をもって育てる、って、見も知らぬ女を母親として見られると思ってるの? 子どもがかわいそうじゃない」「新しく母親になる女性は塾を経営しているんだ。子どもとの接し方も知っているし、何より子どもの教育にもいい」「あと、慰謝料は100万円に決めたから」ああいえばこういう夫には口で勝てない由香さん。もちろん由香さんは3人の子どもたちを手放すつもりはありません。「子どもたちも父親のほうがいいとは絶対にいわなないと信じています。夫は家庭のことには一切かかわってきませんでしたし、運動会や授業参観などの学校行事にも一切顔を出さない人です。子どもと向き合うのはせいぜい旅行のときぐらい。子どもと離れて暮らすなんて私にはとうてい考えられません」「親権について気が変わったのは、相手の女性の入れ知恵かもしれません。相手女性のことは絶対に許せません。もちろん、慰謝料の額もまったく納得できません」親権や慰謝料、養育費、財産分与のことなど由香さんにとっては不安なことばかり。弁の立つ夫にどう立ち向かって、納得のいく条件を導くことができるのか。由香さんの気持ちは不安でいっぱいです。